羊飼いとアインシュタイン
約3000年前、ユダヤ民族は遊牧民でした。彼らは順番で徹夜して羊の番をしていました。オオカミなどに羊が襲われない限り、見るものは夜空しかありません。毎年同じ頃になると同じ場所に星座が見えることに気付いたでしょう。この宇宙には初めも終わりもないと思ったでしょう。「誰がこの夜空を作ったのだろうか」と考えたに違いありません。
聖書とアインシュタイン
羊飼いは夜空に神を見出し、神の言葉を聞きながら神の恵みについて口伝承が出来上がりました。聖書の最初の本は創世記と言って「初めに神は天地を創造された」から始まります。「初めに」とありますが、この意味は宇宙には初めがあることを示しています。
20世紀の大天才を越して3千年前の羊飼いがその意味を理解して「初めに」と記したはずがありません。これは神から彼らが頂いた言葉だと私は信じます。
ルメートルがビッグバンの発見を知ったとき、アインシュタインは宇宙に初めがあるなんて、聖書の読みすぎだとルメートルを避難しました。アインシュタインも小学校では聖書を読み、喜んでバイオリンを弾いていました。