ジョルジュ・ルメートルは土木技師、陸軍兵士、宇宙線の研究者、更に驚くべきことにカトリック教会の司祭でした。
彼は1927年にルメートルは自分で基礎からアインシュタインの方程式を導き、宇宙項がないことに気付き、宇宙が時間が達につれて膨張する解を導きました。もし宇宙が膨張するならば、時間を過去に遡ることによって過去の宇宙がどうなっていたか分かります。
お断りしておきますが、決してタイムマシンで時間を遡っているのではありません。宇宙の半径が時間の関数で与えられているので、その関数のなかの時間を小さくして行けば宇宙の半径が過去にどうなっていたか分かるだけです。
ルメートルの解は過去に宇宙が一個の原子ぐらいの大きさになることを主張し、この宇宙を「原始的原子の仮説」と名付け、現在「ビッグバン」と知られている宇宙創造論を発表しました。
ビッグバン宇宙創造論でシミュレーションして現在の宇宙を計算すると図2のようになります。現在さまざまな観測によってビッグバンの正しさが証明されています。